複合機スキャナー保存の宛先ディレクトリを非表示にしたい
前回コストをかけず(無料で)NAS外付けUSBDISKを隠し共有フォルダ(SMB)にしたいにて、外付けUSB接続HDDの隠し共有化方法を共有いたしました。
そこで出てきた残存脆弱性が「複合機スキャナー保存の宛先設定を覗くとNASディレクトリ丸見え」です。
当社ではPDFスキャンするのにFUJI XEROXの複合機でNAS上のフォルダにSMBプロトコルで直接保存しております。
これだと、登録した宛先を確認するとディレクトリが丸見えです。
見えないようにするには、複合機のHDDに一旦保存してから目当てのNAS上フォルダに移管すればいいのです。
親展ボックス保存を使用する為、ボックスを作成します。
スキャンする際に、ボックス保存を選択し、作成したボックスを選択してスタートボタンを押下するだけで良いのですが、ブラウザで複合機にアクセスしエクスポートとファイル削除の操作が手間です。
指定のNAS上フォルダへ転送し、複合機HDDからファイルを削除するまでを自動化したくなります。
効率化、品質向上、セキュリティ実装を全て叶え、工数を増やさない。
ジョブフローという、CMS操作するだけで作れるマクロ機能があるので、これにSMB転送先ディレクトリとアクセス権限IDPWを入力していき、ボックス自体にファイル取り出し後削除の設定を入れて、ボックスとジョブフローを紐づければ完成です。覗き防止のため、編集権限PWも設定しましょう。
これで親展ボックス保存スキャンをしたら自動的に転送され、元ファイルは削除されます。
ユーザーは親展ボックス保存をするだけなので、その転送先のディレクトリまでは見えません。
コストをかけず(無料で)NAS外付けUSBDISKを隠し共有フォルダ(SMB)にしたい
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